昨今の転職現状?

従来、日本では、初めに就職した企業に定年するまで雇用される「終身雇用制」が一般的でしたが、現在では、一度就職した企業から、別の企業や職種などに移り、新たな雇用形態になる【転職】が珍しくなくなりました。

特にその傾向が強くみられ始めたのは、1986年から1991年頃に日本で起こった「バブル経済」が崩壊した以降で、それまで当然のように終身雇用制をとっていた大企業でも方針を改め、その時々の状況に応じて従業員の人数を調整するようになったこともあり、転職が増加傾向にあります。

とはいっても、アメリカのように転職をするたびにキャリアを上げていくという転職に比べると、日本の場合は、まだその域には達していないというのが実情です。

転職率も、職業の種類によってかなりの差があります。例をあげてみると、近年になって登場してきた職種であるシステムエンジニアなどのITプロフェッショナルな仕事の場合は、2人に1人の割合で転職を希望していて、さらに3人に1人は今よりももっと将来性のあるところで働くことを希望しているといわれています。

では、実際に転職をした場合、肝心の収入はどのような水準になっているのかみてみると、平均的に中途採用の場合は、継続して働いていた正社員の7割にとどまるというデータもあります。こちらも職種によって違いがあるようで、金融業や保険関係、小売業などでは約8割となりますが、電気やガス、水道、運送関係や通信業では約6割となっています。